食育基本法では、『食育』は生きる上での基本であって、『知育』『徳育』及び『体育』の基礎ともなるべきものと位置づけられています。つまり私たちが生きていく上で、食の安心安全はすべての基礎となるものです。
ところが農業では除草剤、化学肥料、農薬の3点セットが当たり前となり、加工品には保存料や添加物が必ずと言っていいほど使用されています。保存料や添加物の摂取量は年間平均約5kgと言われています。また、最近では遺伝子組換え作物や、ゲノム編集された食物が流通するようになってきています。40歳以上の死亡原因の第1位は、生活習慣病であるガンですが、これらの見直しによって健康を維持増進するとともに医療費の削減を進めます。
また、国の自存自立のためには最低でも100%が必要ですが、現在の日本は食料自給率40%を切っています。食料が海外から入ってこなくなってしまうと、たちまち食料危機になってしまいます。耕作放棄地の有効利用や農家の高齢化対策など、国民一人一人が知恵を出し合い考えていかなければなりません。